潜水記録7

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今年ももうすぐ終わりですが、2011年最後のダイビングに行って来ましたよ。もう今年は海に行けないのかなと思っていましたが、いろいろと都合がついて行けるようになったのです。ダイビングを始めた時は、月に一度は潜りに行くことを目標にしていたのですが、11月はやることが多くて行けませんでした。

 

海に行くのは二ヶ月ぶりぐらいだったので、前日から少し緊張していましたが、楽しみでもありました。今までは日本海側ばかり潜りに行っていたのですが、今回は和歌山県すさみ町。太平洋側なので今までとはガラっと違う生き物が見られるだろうと楽しみだったのです。一緒に参加したベテランのダイバーさんは「まだ白黒の世界しか見ていないね」と言っていましたが、確かに日本海側はあまり色の鮮やかな魚が少ないです。大型の回遊魚が見られたり面白いところもありますけどね。

 

この時期にすさみ町に行ったのは一つ目的がありまして、すさみ町にはギネス認定の世界一深いところにあるポストがあります。その海底ポストに年賀状を出しに行くというのをやってきました。ポイントは浜から潜行してすぐの所で、そのポイントの近くに専用のはがきを売っているところがあります。私は失敗して、普通のはがきを買ってしまったのですが、年賀はがきも普通に売ってました…。仕方ないので「年賀」と書いて出しましたが、もし行く機会があったら覚えておくと良いと思います。

 

久しぶりのダイビングではありましたが、この日のためにいろいろと用意していました。自分用のBCD(ダイビング器材)を購入したり、ナイトダイビングの講習を受けたり、それから風邪をひかないように気をつけたりね。今回のツアーは1泊2日だったので、オプションでナイトダイビングもつけたのです。アドヴァンス・オープン・ウォーター・ダイバーライセンスを取るときに一度ナイトダイビングをして以来でした。

 

晴れの日の青い海もいいですが、夜の静かな海も好きです。水底はライトをつけないと真っ暗で何も見えないような状態ですが、吸い込まれるように気持ちが落ち着きました。岩陰で寝ている魚にも出会えたし、海老や蟹がたくさん活動していて昼とはまったく違う世界で楽しかったです。

 

二日目はボートで沖に行きました。一日目も少し波があったのですが、二日目の沖は水面で1〜1.2mくらい波があって大変でした。沖ではすごくたくさんの生き物を見つけられて楽しかったです。ニザダイチョウチョウウオタカノハダイ、ミギマキ、キタマクラ、キンギョハナダイ、アオリイカの群れ、コガネスズメダイクマノミソラスズメダイ、ウツボヘラヤガラ、カサゴ、フエフキダイ、レンテンヤッコ、ブダイ、ミノカサゴ、イシガキダイなどなど。ほかにもまだまだいました。

 

一番良かったのは、デカすぎるアオブダイのペアに出会えたことです。たぶん1mぐらいはあったかと思いますが、何度も姿を表してくれて一緒に泳げたので本当に行ったかいがありました。たぶん今まで見た魚の中では最大だったのでさすがに興奮しましたよ。

 

それから太平洋側の海は、鮮やかなウミウシがたくさん見つけられます。このダイブでもソライロイボウミウシを見つけることができました。ベテランのダイバーさんはもっともっと見つけづらい生き物(ガラスハゼ)とかも見つけていたようですが、私ももっと経験を積んで見つけられるようになりたいと思いました。

 

浮上してきても水面は相変わらず波が早かったので、ボートで気持ち悪くなっている人も数人いました。私はと言うと、ボートの先頭に陣取ってすっかり波乗り(ボートが切り裂く波の揺れに体をあわせたり)を楽しんでいました。先頭で風を真っ向に受けるのですごい寒かったですけどね。でもボートの潮風は大好きです。

 

2011年初にはてなハイクで「海に潜る」と目標を立てて、まさかここまで海が好きになるとは思っていませんでした。京都にきてまでなんでダイビングをはじめるんだと突っ込まれたこともありますが、逢えない時間が愛を育てるというやつでしょうか。きっと来年も、再来年もずっと海は大好きです。

 

(写真はいっしょに潜ったダイバーさんにもらったやつです。おそらくアケボノハゼです。キレイですね)